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網膜色素変性症の鍼灸治療のメカニズム

ツボに針体から微電流を50分ほど流し続けますと、電気信号は網膜にある視細胞のところで、電気エネルギーに変えて、網膜の再生を促進します。こうして起こった電気信号は視神経の中を伝わり、後頭葉にある皮質視中枢に達し、さまざまな効果をきたします。

アメリカにあるハウス医学研究所で、同じ治療によって、眼底の閉鎖している毛細血管が再開したのは確認できました。これにより、網膜の一番外側に並んでいる網膜色素上皮細胞に栄養を与え、代謝を促進させました。また、網膜中にたまった血液やむくみは自然に吸収されました。

鍼灸治療中、視覚中枢の活動が活発していることも同研究所のfMRI(機能的磁気共鳴映像法)で確認できました。

西洋医学治療

網膜色素変性に対しては、現在のところ残念ながら根本的な治療法がありません。症状の進行を遅らせることを期待して、暗順応改善薬(ヘレニエン)、ビタミンA、循環改善薬などの内服を行うことがありますが効果は証明されていません。